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大抵伝記はその人の死を以て終るを例とする。しかし古人を景仰けいこうするものは、その苗裔びょうえいがどうなったかということを問わずにはいられない。そこでわたくしは既に抽斎の生涯を記しるし畢おわったが、なお筆を投ずるに忍びない。わたくしは抽斎の子孫、親戚、師友等のなりゆきを、これより下しもに書き附けて置こうと思う。
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