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山木が車赤坂氷川町ひかわちょうなる片岡中将の門を入れる時、あたかも英姿颯爽さっそうたる一将軍の栗毛くりげの馬にまたがりつつ出いで来たれるが、車の駆け込みし響おとにふと驚きて、馬は竿立さおだちになるを、馬上の将軍は馬丁をわずらわすまでもなく、※(「革+橿のつくり」、第3水準1-93-81)たづなを絞りて容易に乗り静めつつ、一回圏を画えがきて、戞々かつかつと歩ませ去りぬ。
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